三、観の修習
観の修習の時、あなたは苦聖諦と苦集聖諦を復習し、再度如実にそれを知見しなければならない、すなわちそれは、11種類すべての名色法の生と滅を知見する事であるが、しかし、この時、あなたはそれらを、無常(anicca)、苦(dukkha)、無我(anatta)として知見しなければならない。
あなたは、如実に諸々の行法を知見しなければならないと共に、仏陀が五人の比庫(pañcavaggiyā bhikkhū)に教導した第二経ーー《無我相経》(Anattalakkhaṇa Sutta)に基づいて省察を実践しなければならない;
[1]比庫たちよ、
あなた方は、如何に考えるか?
色は常または無常であるか?(niccaṃ vā aniccaṃ vā ?)
無常です、尊者。
[2]もし、無常であるならば、それは苦であるか、楽であるか?(dukkhaṃ vā taṃ sukkaṃ vā ?)
苦です、尊者。
[3]もし、無常で、苦で、変易の法であるならば、それを以下の様に認めるのか否か?;
『これは私のものである(etaṃ mama)
これは私である(esohamasmi)、
これは私の自我である(eso me attā)』。
決して不可能です、尊者。