Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳『親知実見』#13-15

<注51>=密集の錯覚に関して、詳細に理解したい場合は、問答1-3及び「如何にして色聚を分析するか」を参照の事。

<注52>=依処を通して名法を識別する時、一つ毎の依処において生起する所の心及び相応する心所を識別しなければならない。例えば、眼識依処(眼浄色)を識別して、その後に、眼処に依拠して生起する所の眼識(1)と相応の心所(7)を識別する。六根門に基づいて識別する時、一つ毎の門の心路に中において生じる所の異なる種類の心識を識別しなければならない。例えば、眼門心路の中の異なる種類の心及び相応する心所(を識別する事)。

<注53>=五つの依処の、一つ毎の処は、ただ一つの種類の、相応する心識が生起するのみであるが、しかし、心処においては、すべての、その他の各種の類型の心識が、それに依拠しながら、生起する。この時、初心者は混同してしまう事が多い、彼が、已にアビダンマにおいて、異なる心路の中に生起する所の、異なる種類の心識の論述に熟知していない場合は。

<注54>=「法所縁」の説明に関しては、p~~を参照の事。

 <注55>=前に述べた《白毫光婆羅門経》(Uṇṇābhabrāhmaṇa Sutta)等を参照の事。

<注56>=P~~の表1bと、P~~の表1cを参照の事。

<注57>=「如何にして浄色を分析するか」を参照の事。

<注58>=密集の錯覚を商才に理解したい場合は、問答1-3参照の事。

<注59>=P~~を参照の事。

<注60>=観智の対象は、18種類の真実色法も含む。ここで検討されているのは名法である為、ただ81種類の世間心と相応する心所にのみ言及した。

<翻訳文責:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>