禅の修行とは何か?
では、禅の修行とは何であるか?
禅の修行は、止禅(samatha)と観禅(vipassanā)がある。
この二者は皆、身体、言葉の徳行(戒)を基礎としている。
言い換えれば、禅の修行とは、八支聖道(aṭṭhaṅgikaariyamagga)を育成し、円満することでると、言う事ができる。
八支聖道とは:
1)正見(sammādiṭṭi)
2)正思惟(sammāsaṅkappa)
3)正語(sammāvācā)
4)正業(sammākammanta)
5)正命(sammā-ājīva)
6)正精進(sammāvāyāma)
7)正念(sammāsati)
8)正定(sammāsamādhi)
正見は、二種類ある:
観正見(vipassanā-sammādiṭṭhi)と
道正見(magga-sammādiṭṭhi)である。
正見と正思惟は合わせて、智慧(Pañña、慧学)の訓練と称する。
正語、正業と正命は、合わせて戒行(sīla)の訓練と称する。
正精進、正念と正定は、合わせて禅定(samādhi、定学)の訓練と称するが、それは止禅(samatha-bhāvanā)の事である。
<翻訳文責:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>