あなたは初禅に習熟した後であれば、第二禅に進む様チャレンジすることができる。
あなたは、すでに熟練したであろう初禅に入り、出定した後、それの欠点と第二禅の長所を思惟する;
初禅は、五蓋に近く、その尋・伺の禅支もまた粗くて劣っているため、無尋、無伺の第二禅の静寂に及ばない。
その為、もはや、この二つの禅支を求めることなく、ただ、喜、楽、一境性を求めて、再度、似相に専注して、かつ、初禅に入る。初禅から出定した後、正念と完全な覚知でもって、禅支を省察するが、その時、あなたは、尋・伺という二つの禅支は粗くて劣っている事、喜、楽、一境性が静寂である事を、発見するであろう。
粗い禅支を取り除いて、平静な禅支を残す為、あなたは再度、似相に専注しなければならない。
この様にすれば、あなたは、喜・楽・一境性という三種類の禅支のみを擁する第二禅に到達することができるであろう。
次に、第二禅の五自在を修習しなければならない。
<翻訳文責:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>
・喜・楽・一境性・喜・楽・一境性