翻訳『親知実見』#18-8
この段階において、すなわち、禅相が生起する前、かつ定力が四種類のジャーナを修習するにつれて強化される時、呼吸は徐々に、増々平静になり、第四禅において、完全に停止する。
この四種類のジャーナはまた、色界ジャーナ(rūpavacara-jhāna)と呼ぶが、それは、色界天の結生を齎すからである。
しかし、我々は、あなたに、色界天に生まれる為にジャーナの修習をするのを奨励している訳ではなく、それら(の力)を借りて、観禅の修習をするべきであると考える。
禅修行者は、入出息念を通して、第四禅に到達し、かつ五自在の練習をしたならば、その禅定の光は、輝き、明るく燦爛としているものである。
もし、希望するならば(この時)彼は、観禅の修習に転換することができる。
また、禅修行者は、引き続き、止禅の修習を続けることもできる。
それは、我々が次に説明する内容である:
すなわち、如何にして32身分、白骨想<注102>、十遍などによって止禅を修習するか、である。
<翻訳文責:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>