南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳『親知実見』#18-8

この段階において、すなわち、禅相が生起する前、かつ定力が四種類のジャーナを修習するにつれて強化される時、呼吸は徐々に、増々平静になり、第四禅において、完全に停止する。

この四種類のジャーナはまた、色界ジャーナ(rūpavacara-jhāna)と呼ぶが、それは、色界天の結生を齎すからである。

しかし、我々は、あなたに、色界天に生まれる為にジャーナの修習をするのを奨励している訳ではなく、それら(の力)を借りて、観禅の修習をするべきであると考える。

禅修行者は、入出息念を通して、第四禅に到達し、かつ五自在の練習をしたならば、その禅定の光は、輝き、明るく燦爛としているものである。

もし、希望するならば(この時)彼は、観禅の修習に転換することができる。

また、禅修行者は、引き続き、止禅の修習を続けることもできる。

それは、我々が次に説明する内容である:

すなわち、如何にして32身分、白骨想<注102>、十遍などによって止禅を修習するか、である。

<翻訳文責:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>