五番目の蓋は疑(vicikicchā)である、すなわち、以下の八項目を疑うこと:
1)仏。2)法。3)僧。
4)戒・定・慧の三学。
5)過去の五蘊(khandhā)、過去生。
6)未来の五蘊、来世。
7)過去と未来の五蘊、すなわち、過去生と来世の両者。
8)縁起(paṭiccasamuppāda)、現在の五蘊を含む。
例えば、定学に対して疑惑がある時、あなたは、禅修行に励むことができない。例えば、あなたは
「入出息念の修行をして、本当にジャーナを得る事が出来るのか?入出息禅相に専注したなら、ジャーナを証得することができるのか?」
と考え込んでしまうであろう。
五蓋は、禅定に敵対する法である。