翻訳『親知実見』#22-8
入出息第四禅の定力の力と推進力によって、あなたは、この種の業処もまた、重厚で、かつ完全に安定している事を知り、それはまた、厭悪に対する覚知と智慧を生じせしめ、(生じた後、それを)維持し育成することができる事を発見するであろう。
一たび、骨格に対する厭悪相への定力が建立されたならば、素早く「骨格」の概念を捨棄し、唯一、厭悪相にのみ専念する。
《清浄之道》に基づけば、ある種一つの身分の色彩、形状、位置と境界を見るという事は、取相(uggaha-nimitta)が見えたという事である。
そして、当該の部分における厭悪相が見えて、かつ識別する事ができて初めて似相(paṭibhāga-nimitta)を見たのだ、と言えるのである。(Vm.214)