Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳『親知実見』#22-12

五禅支が明晰な時、あなたは再度、内在する骨格を厭悪として専注しなければならない。

この様に、内在を一diṭṭhi、外在を一度という風に、交代して、何度も繰り返す。

この方法を用いて、骨格の厭悪相の修習が、強固で

安定していて、かつ完全に展開された後、あなたは識別の方向を十の方角へと広げていかねばならない。一度に一つの方角を取る。

あなたの禅定の光がどこを照らそうとも、常に、同様の方法によって、一つ一つの方角に対して修習する。

あなたは、透視の智慧を運用して、近い所、遠い所の、十の方向にある衆生に対して、内在を一度、外在を一度という風に、交代しながら、あなたが、十の方向のそのどれにおいても、見えるものすべてが骨格であるという風になるまで、識別を繰り返し、修習する。

一たび、修習が成功したならば、あなたは白遍業処を修習することができる。

<翻訳文責:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>