Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳『親知実見』Knowing and Seeing#23-1

如何にして十遍を修習するか

色遍

四種類の色が遍(kasiṇa)の修習に使用することができる:青、黄色、赤、白である。青(nīla)は、「黒色」、または「褐色」とも訳せる。

この四種類の色遍は、身体の異なる部分の色彩を相として取って修習することができるが、この方法は第四禅を証得することができる。

アビダンマの義注によると、頭髪、体毛、瞳孔は、青遍を修して第四禅に到ることができる;

脂肪と尿は黄遍を修することができる;

血液と筋肉は、赤遍を修することができる;

骨格、歯と爪の白色の部分は、白遍を修することができる。(Vbh.A.356)

<翻訳文責:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>