この段の経典の意味は以下の通りである:
1)このバガワトは、すでに一切の煩悩を断じ除いており、尊敬に値する;
Arahaṃーー阿羅漢である。
2)彼は師無くして、己自ら一人で、正覚を円満証悟した:
Sammāsambuddhoーー正自覚者。
3)彼は智慧と徳行の円満者である:Vijjācaraṇasampannoーー明行具足;
4)彼は益のある、真実の言葉のみ語る;
sugatoーー善至
5)彼は世間を理解している:
Lokavidūーー世間解
6)彼は他者を調伏する事のできる無上の調伏者である:
Anuttaro purisa-dammanussānaṃーー無上調御丈夫天。
7)彼は諸々の天人と人類の導師である:
Satthādevamaussānaṃーー天人導師。
8)彼は覚悟者(覚醒者):
Buddhoーー仏陀である。
9)彼は過去生における福徳行が齎した種々の、最も吉祥なる具足者である:
Bhagavāーーバガワト。
<翻訳文責:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>