南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳『親知実見』#29-19

この段の経典の意味は以下の通りである:

1)このバガワトは、すでに一切の煩悩を断じ除いており、尊敬に値する;

Arahaṃーー阿羅漢である。

2)彼は師無くして、己自ら一人で、正覚を円満証悟した:

Sammāsambuddhoーー正自覚者。

3)彼は智慧と徳行の円満者である:Vijjācaraṇasampannoーー明行具足;

4)彼は益のある、真実の言葉のみ語る;

sugatoーー善至

5)彼は世間を理解している:

Lokavidūーー世間解

6)彼は他者を調伏する事のできる無上の調伏者である:

Anuttaro purisa-dammanussānaṃーー無上調御丈夫天。

7)彼は諸々の天人と人類の導師である:

Satthādevamaussānaṃーー天人導師。

8)彼は覚悟者(覚醒者):

Buddhoーー仏陀である。

9)彼は過去生における福徳行が齎した種々の、最も吉祥なる具足者である:

Bhagavāーーバガワト。

<翻訳文責:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>