南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳『親知実見』#31-2

三種類の修習とは:

1)予作(予備)修習(parikammma-bhāvanā)

2)近行修習(upacāra-bhāvanā)

3)安止修習(appanā-bhāvanā)

予備定の所縁は、予備相、取相で、偶に似相である事もある。予備修習とは、予備定の事である。

真正の近行定と真正の近行修習は、安止定(ジャーナ)と非常に近い。故に、それらは「近行」と呼ばれる。

しかし、安止定の前の、似相を所縁とする重厚で、かつ強力で安定している定力は、暗喩的に近行定または近行修習と呼ばれる事もある。<注142>。

完全に育成された予備定または刹那定は、近行定に転向することができる;

完全に育成された近行定は、安止定(ジャーナ)に転向することができる。

<翻訳文責:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>

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