二番目の色聚は、上記の八種類の、基本的な色法(八不離色)と、九番目の命根(jīvitindriya)を含むものである。
九種類の色法を含むため、この類の色聚は、九法聚(navaka kalāpa)呼ばれる;
また、九番目が命根である為、命根九法聚(jīvita-navaka-kalāpa)<注159>とも呼ばれる。
この種の色聚は、全身に分布しており、同じく非明浄色<注160>に属する。
三番目の色聚は、八不離色と九番目の命根の他に、十番目の色法を含む。十種類の色法が存在するが故に、名称を十法聚(dasaka)と言う。十法聚はまた、以下の三種類の分類することができる:
1)眼(=目、cakkhu-)、
耳(sota-)、
鼻(ghāna-)、
舌(jivhā-)、
身(kāya-)十法聚(dasaka kalāpa):
その内の十番目の色法はそれぞれ、眼(目)、耳、鼻、舌と身浄色(pasāda-rūpa)である。
2)心十法聚(hadaya-dasaka kalāpa):十番目の色法は、心色(hadaya-rūpa)である。