Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳『親知実見』#33-7

色法の四種類の生因色法の基本的な構成の説明を終えた。今、我々は、四界差別を修習する時に、同じ様に識別しなければならない色法の生起の因について、大まかな説明を行う。

色法には、四種類の生起の因がある:

業、心、時節(季節)と食である;

または、四種類の色法がある、ともいう;<注167>

1)業生色(kammaja rūpa

2)心生色(cittaja rūpa

3)時節生色(utuja rūpa

4)食生色(āhāraja rūpa

前に述べた通り、我々の身体の物質は、みな、色聚によって構成されており、かつ、すべての色聚は、少なくとも八つの不離色を擁している:地、水、火、風、色彩、匂い、味と食素(栄養素)。

その内、八番目の食素は、色法を維持することができる。もし、食素がないならば、色法は腐り崩壊する。

今、我々は、更に一歩進んで、色法の四種類の生因について、説明する。

<翻訳文責:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>