色法の四種類の生因色法の基本的な構成の説明を終えた。今、我々は、四界差別を修習する時に、同じ様に識別しなければならない色法の生起の因について、大まかな説明を行う。
色法には、四種類の生起の因がある:
業、心、時節(季節)と食である;
または、四種類の色法がある、ともいう;<注167>
1)業生色(kammaja rūpa)
2)心生色(cittaja rūpa)
3)時節生色(utuja rūpa)
4)食生色(āhāraja rūpa)
前に述べた通り、我々の身体の物質は、みな、色聚によって構成されており、かつ、すべての色聚は、少なくとも八つの不離色を擁している:地、水、火、風、色彩、匂い、味と食素(栄養素)。
その内、八番目の食素は、色法を維持することができる。もし、食素がないならば、色法は腐り崩壊する。
今、我々は、更に一歩進んで、色法の四種類の生因について、説明する。