Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳『親知実見』Knowing and Seeing #33-35

如何にして心処色を識別するか

心臓の中の非明浄色を識別するには、あなたは、再度、明瞭(明亮)で、光明な、輝く意門(有分)に専注する。それを、非常に明確な状態で見る為に、指を軽く動かしてみて、かつ、指を曲げようとしている心を観察する。次に、有分が、どの様に、心処ーー非明浄の心10法聚に依存して、生起するのか、を識別する様、チャンレンジする。

あなたは、有分の下方にそれらを見つけることができるであろう。

ここにおいて、あなたはすでに、色聚の中のすべての、各種の、色法の識別を完成させた:地、水、火、風、色彩、匂い、味、食素(栄養素)、命根、性色と心処色である。

あなたは、すでに、六種類の感官すべての中において、相関する所の明浄と非明浄色聚の中の、それらを識別することができた。

次に、あなたは、色法を識別する仕事とは、逐一、六種類の感官<注201>を分析すること、すなわち、目、耳、鼻、舌、身体と心臓の中の色法であるが、かつ、その中の異なる類型の色聚を見ることである。

あなたは、二種類の明浄色を分析する事から始めることができる。

<翻訳文責:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>