Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳『親知実見』#33-37

1)眼浄色(cakkhu-pasāda):

色彩に対して、敏感である。身浄色は、接触(触所縁)に敏感である。この種の差異よって、あなたは、それらの間の区別を知る事ができる。先に目の中の四界を識別し、一粒の明浄色聚を見つけ、当該の色聚の明浄性を識別する。

次に、目から一定の距離のある場所の一組の色聚の色彩を見つけて、もし、それが当該の浄色を衝撃するならば、当該の浄色は(眼10法聚の中の)眼浄色であり、そうでない場合は、すなわち(身10法聚の中の)身浄色である。

2)身浄色(kāya-pasāda):触れる事、触所縁に敏感である。

触所縁とは、地界、水界、火界、風界の事である。

再度、目の中の一粒の浄色を識別し、その後に、その付近の一組の色聚の地界、火界、または風界を見る。

もし、それが当該の浄色を衝撃するならば、すなわち、当該の浄色は、(身10法聚の中の)身浄色である。

今、あなたはすでに、目の中の眼浄色と身浄色の識別を行った。次に、同様の順序でもって、その他の諸々の処門を識別する。まずは、耳から始める。

<翻訳文責:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>