Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳『親知実見』#33-42

如何にして食生色法を識別するか

前に述べた通り<注210>、身体の中には、ただ四種類だけ、無生命の時節生食素八法聚(utuja ojaṭṭhamaka kalāpa)があるが、それはすなわち:

未消化の食物、すでに消化された食物(糞)、膿と尿である。そして、身体の消化の火(消化道において、最も盛んである)は、すなわち、業生命根9法聚(jīvita navaka kalāpa)の火界である。<注211>

時節生食素八法聚の中の食素が、消化の火に出会う時、更に多くの色法を生じせしめる、すなわち、食生食素八法聚(āhāraja ojaṭṭhamaka kalāpa)である。それら自身はまた、食素を含んでいるーー食生食素(āhāra ojā)で、そして、これらの食素はまた、同様の方式でもって、多くの代生じることができる。

一日の内に摂取する食素は、上に述べた様に再生するが、それは一週間の長きにわたることができる。この期間内において、それは業生、心生と時節生色聚の中の食素、及び元々あった食生色聚の中の食素<注212>を支援して、支える。天界の食素は、一または、二か月の長きにわたって再生することができる。

<翻訳文責:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>