南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳『親知実見』#33-44

また、食生食素が、目の中の心生食素八法聚(cittaja ojaṭṭhamaka kalāpa)の中の食素に出会う時、二、または三代の食生食素八法聚を生じることができる。この多くの代の新しい色聚の中において、その時節は同様に、多くの代の新しい色聚を生じせしめることができる。

このほかに、二種類の食生食素八法聚が存在する:先に存在したものと、新生のものと。

先に存在した食生食素は、新生の食生食素八法聚の中の食素と消化の火に出会う時、10から12代の食生食素八法聚を所持せしめることができる。そして、その中の時節は、同様に、多くの代の新しい色聚を生じることができる。

すべての情況下において、どの様な色聚(業生、心生、時節生または食生)の食素であっても、ただ、消化の火の支援の下二番目おいてのみ、再生することができる。

目の中のすべての類型の食素八法聚を識別し、それらが、如何にして生じ、それらが生じせしめた所の、色聚の中の色法は、如何にして再生するのかを、識別したならば、あなたは、目の中の54種類すべての色法の識別を完成したのだと言える。

あなたはまた、同様の方法でもって、その他の五種類の感官(耳、鼻、舌、身体と心臓)の中のすべての色法を識別しなければならない。

<翻訳文責:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>