Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳『親知実見』#34-2

<注159>=いくつか、識別する必要があるものの、ここにおいて討論していない所造色の色聚がある。例えば、音声9法/12法聚、身表9/12法聚、語表10/13法聚、軽快11法聚。これら及びその他の諸界に関して、《清浄之道・色蘊論》(Rūpakkhandha-kathā)参照の事。

<注160>=命根を擁する色聚の中の火界は、その他の俱生の八法聚を維持することができるが故に、これら八法聚自身には、命根はない。しかし、なお「心識と共存するもの」(saviññāṇaka)に属する。命根のエネルギーによる支えを離れれば、物質は非常に速くに腐乱する。まさに、人の死後、生命を有した身体は、無生命の死体に変化する様に。

<注161>=「門」(dvāra)という語彙は、対象が心識によって知られる為に必要とする通路を指す。

<注162>=《白毫光婆羅門経》(Uṇṇābhabrāmaṇa Sutta)(S .5.512)。この経は、<はじめに>において、引用した。中国語原文p26.

<注163>眼10法聚:八不離色(1、地、2、水、3、火、4、風、5、色彩、6、匂い、7、味、8、栄養素)+(9)命根+(10)眼浄色。

<注164>=心10法聚:八不離色(1、地、2、水、3、火、4、風、5、色彩、6、匂い、7、味、8、栄養素)+(9)命根+(10)心色。「表2d:心臓の基本的色法」参照の事。中国語原文P227 。

<注165>=<はじめに>P33参照の事。

<注166>=男性根(purisindriya)と女性根(itthindriya)とも言う。

<注167>=《清浄之道》における、色法四因の順序は:1)業、2)心、3)食、4)時節である。ここにおいては、パオ・セヤドーの教えの順序である。

<翻訳文責:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>