<注181>=地界の特徴(自性):
(1)硬さ、(2)軟らかさ、(3)粗さ
(4)滑らかさ、(5)重さ、(6)軽さ。
作用:(俱生色法としての)立脚処;
現起(現象):受け入れ(同一の粒の中の色聚の中の俱生色法)。
水界の特徴:(7)流動性;
作用:俱生色法の増長;
現起(現象):(8)俱生色法への粘着[ここにおいては、時に、特徴と現起(現象)は同一視される]。
火界の特徴:(9)熱さ、(10)冷たさ;
作用:体温/老い/消化/発熱/成熟;
現起(現象):柔軟性の提供(生の食材を食べられる様に煮るのと同じ)。
風界の特徴:
(11)支持性;
作用:(12)運動/推進性;
現起(現象):色法の帯動。
(《大教誨ラーフラ経》(Mahārāhulovāda Sutta)(M.2.114-7)及び《四界差別の修習》(Catudhātuvavatthāna-bhāvanā)(Vm.350)
<注182>=《増上心経》、またの名を《相経》(Nimitta Sutta)(A.3.103)という;
9)《清凉経》(A.6.85);
10)《覚支経》またの名を《火経》(Aggi Sutta)という。(S.5.194-5)。
<注183>=五根のバランスに関しては、中国語原文p77及びその後記載の内容を参照の事;
七覚支のバランスに関しては、中国語原文p81及びその後記載の内容を参照の事。
<注184>=人によっては”pasāda”を「敏感物質」と訳すことがある。
<注185>=色法と名法の密集に関して、問答1-3、中国語原文p93参照の事。
<注187>=《二種尋経》(Dvedhāvitakka Sutta)(M.A.1.210)
<注188>=相続密集(santati ghana)、構成密集(samūha ghana)と作用密集(kicca ghana)。色法と名法の密集に関して、詳細は問答1-3、中国語原文p93参照の事。
<注189>=概念法に対して観の修習を実践する事に関して、<はじめに>中国語原文p33及びその後記載の内容を参照の事。