南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳『親知実見』#34-7

<注208>=業生色の簡単な説明に関しては、中国語原文p184と、その後に記載される内容を参照の事。

<注209>=業生(kammaja)色聚の中の火界(tejo)は、五代の時節(utuja)色聚を生むことができる:

業生→第一代の時節生→二代目の時節生

→三代目の時節生→第四代目の時節生→

第五代目の時節生。

<注210>=食生色の簡単な説明に関しては、中国語原文p189及びその後に記載される内容を参照の事。

<注211>=業生色の簡単な説明に関しては、中国語原文p184及びその後に記載される内容を参照の事。

<注212>=先の食生色聚。中国語原文p220参照の事。

<注213>=食生食素と消化の火は、支持因に属する。眼10法聚の中の食素は、生因に属する。

<注214>=《界分別經》(Dhātuvibhaṅga Sutta)。火界を以下の四つとする:

1)温暖の火;2)老いまたは成熟の火;

3)発熱の火;4)消化の火。

風界を以下の六つとする:

1)上行風;2)下行風;3)腹内風;

4)腸内風;5)肢体循環風;6)入出息。

<注215>=詳細は、「如何にして思惟智を育成するか」中国語原文p330を参照の事。

<注216>=識別する為に二種類の方式:聚思惟(kalāpa sammāsana)と逐一法観(anupada)。《清浄之道・道非道智見清浄品》(Maggāmaggañāṇa-dassanavisuddhi niddesa)(Vm.692)参照の事。または、《逐一経》(Anupada Sutta)(M.3.93 )参照の事。問答4-6でも、当該の經文に言及したことがある。中国語原文p242及び、その後に記載される内容を参照の事。

<注217>=色法の識別を完成させた後、禅修行者は、すでに、すべての完成色(四大種と前に述べた14種類の所造色)及び10種類の非完成色の中の9種類(「色集積」参照の事)を識別し終えた。

<注218>=触:身識の所縁は、単独の一界ではなく、四大種の中の地、火、風の三界である。

食素はまた食色(āhārarūpa)とも呼ばれる。

命根は、命色(jīvitarūpa)とも呼ばれる。

心色は、心処(hadayavatthu)とも呼ばれる。

性色は、性根(indriya)とも呼ばれる。

その他の呼び方をされる可能性がある。

<注219>=空界:色聚の間の際、界の限界、色聚と色聚の区別するもの。

色軽快性/色柔軟性/色適業性:唯一、心生、時節生と食生色法の中にのみ、存在する。

色積集:胎児における、身体諸根の発生。唯一、縁起の修習の時においてのみ、識別することができる。(「如何にして過去世を識別するのか」中国語原文p295を参照の事);

色相続:色積集の後、色法が生起する;

色無常性:色法の壊滅(bhaṅga)。

<翻訳文責:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>