これらの欲楽を放棄した後、彼は、ウルヴェラ林(Uruvela)の中で、苦行の修行をした。
6年の間、何の役にも立たない修行を経て、彼はそれを放棄し、中道の修行へと転換し、久しからずして、正覚を証悟した。彼は、彼が覚悟(悟りを得た)の後、教えを展開した所の、最初の経文ーー《転法輪経》(Dhammacakkappavattana Sutta)の中において、以下の様に宣言する。
”Kāmesu kāmasukkhallikānuyogo hīno,gammo、
pothujjaniko、anariyo、anatthasaṃhito”
「すべての、諸々の欲に沈潜し迷い、欲楽を享受する者は、卑劣(hīno)で、粗で俗(gammo)で、凡庸(pothujjaniko)で、非聖(anariyo)で、無益(anatthasaṃhito)なものである”
(S.5.1081)。