南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳『親知実見』#49-7

修行の基礎

まず先に、我々は、戒を学び、かつ、戒を持さねばならない。もし、戒学を理解しないならば、我々は、己自身の行為を浄化することができない。

次に、我々は、心をコントロールし、心をして専注せしめる為に、止禅を学ばなければならない。もし、止禅を理解しないのであれば、如何にして己自身の心をコントロールするのか?その後、我々は、如何にて智慧を育成するのかを学ばなければならない。もし、慧学を理解しないのであれば、我々は如何にして慧を育成するのか?

故に、我々の行為を浄化する為、我々の心をコントロールする為、かつ、我々の智慧を育成する為、先に心を込めて、仏法を学ばなければならず、次には、阿羅漢かを証悟するまで、それらを実践し、育成しなければならない。

仏陀は、《大般涅槃経》(Mahāparinibbāna Sutta)の中において、彼の弟子に対して、以下の様に、何度も策励している:

”Iti sīlaṃ、iti samādhi、iti Paññā.

Sīlaparibhāvito samādhi mahapphalo 

hoti mahānisaṃso.

Samādhiparibhāvitā Paññā mahapphalā 

hoti mahānisaṃsā.

Paññāparibhāvitaṃ cittaṃ sammadeva

āsavehi vimuccanti、

seyyathidaṃ - kāmāsavā bhavāsavā 

diṭṭhāsavā avijjāsavā.”

<翻訳文責: 緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>