次に、縁起は第二聖諦ーー苦集聖諦である。
仏陀はまた、彼の弟子たちに、どの様にして、縁起を識別するのか、を教導した。仏陀の弟子が、仏陀の教導に基づいて縁起を識別した時、彼は因と果の間の関係を、充分に了解することができた;
彼はこうして、過去の因が現在の果を生じせしめる事、及び現在の因が未来の果を生じせしめる、という観智を了知することができた;
彼は、過去、未来と現在の三時の中において、創造神は存在せず、創造神が、何かの結果を創造しているなどということはないし、また、どの様な事物も、因なく生じることはない、という事を、了知した。
この種の智慧は、仏陀の教法の中においてのみ、獲得することができる。あなた方は、この良機(チャンス)を逃してはならないのである!
次に、弟子が縁起の識別をする時、彼は、過去世と未来世を見ることができる。もし、あなたが、多くの過去世を識別するならば、あなたは、どの様な種類の不善業が、悪趣に生まれ変わらせるか、どの様な種類の善業が、善趣に生まれ変わらせるのか、という観智を獲得することができる。
31界及び業果法則に関する智慧は、唯一、仏陀の教法の中においてのみ、獲得することができる。仏陀の教法の外において、31界及び、それぞれの界に生まれ変わることになる業果の法則を、理解できる人間はいない。
あなた方は、この良機(チャンス)を逃してはならないのである!
<翻訳ぶ:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>
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