南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(2-1)(私家版)

P22

《アビダンマ論》概論

《アビダンマ論》を学習する目的

我々は、これより 《アビダンマ論》 の意義を講評する。

《アビダンマ論》 のパーリ語は 「Abhidhamma」 であり、二つの字から成っている:

「abhi」は、上等の、殊勝な、卓越した、と言う意味であり

「dhamma」は法、究極的な真実に関する教法(という意味である)。

故に、 《アビダンマ論》 は、上等の法、殊勝な法、または上等の究極法、と言う事になる。

偉大な論師覚音尊者は、以下の様に言う:

「《アビダンマ論》 は、経蔵の法よりも、はるかに勝っている。」

覚音尊者の解釈を通して、《アビダンマ論》 の法が、どれほど卓越しているのかを、知る事ができる。

(2-2につづく)

★句読点は中国語原文を優先尊重。

    <願以此功徳、早日証得涅槃楽>

    <緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/

     Paññādhika Sayalay 般若精舎>