同様に、仏陀の智慧は、唯一、<発趣論>に到達した時初めて、充分に発揮する事ができた。智慧が充分に発揮された為に、六本の光芒が、放たれる事となった。
この種の光芒は、智慧の光と言い、それぞれ藍色、金色、赤、白、オレンジ及び銀色であって、それは、今日の仏旗の色と成った。
仏陀は、この七本の論を開示するだけでも、連続して三か月もの時間を要したのであるが、我々は 《アビダンマ概要》 を通して、この七本の論の概要を、解説したいと思う。
《アビダンマ概要》 の作者は、アヌルッダ尊者である。
彼の一生がどの様であったのか、詳細は知られない。
しかし、この 《アビダンマ概要》 という本は、上座部仏教国家が、《アビダンマ論》 を研究する時に、欠かす事の出来ない一冊であり、もし、《アビダンマ概要》 を研究しないのであれば、論蔵に入る事は出来ないのである。
すべての学習とは、必ずや、我々の生活、心霊(=心)などを高める為の指標を持つものでなければならない、そうでないならば、この種の学習には、何の価値もない。
我々が 《アビダンマ論》 を学習する目的は、以下の通りである:
★句読点は中国語原文を優先尊重。
<願以此功徳、早日証得涅槃楽>
<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/
Paññādhika Sayalay 般若精舎>