翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(2-24)
心と心所は、必ず、色法に依存してしか、生起する事が出来ない。心と心所の多くは、色法を目標としており、これが、心・心所と色法の関係性である(無色界は除く。というのも、無色界の衆生は、色法を持たないが故に)。
心と心所は名法と呼称され、色法は色法と呼称される。
人身及び一人ひとりの衆生は、みな、名法と色法で構成されている。
故に、己自身を理解したいと思うのであれば、必ず、心、心所と色法を研究しなければならない。
というのも、この三個の究極諦が、現在のあなた、私、彼及び衆生等々を構成しているが故に。
涅槃は、一切の有為法を超越しており、貪・瞋・痴の息滅を意味する。
(2-25につづく)
★句読点は中国語原文を優先尊重。
<願以此功徳、早日証得涅槃楽>
<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/
Paññādhika Sayalay 般若精舎>