南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(2-24)

心と心所は、必ず、色法に依存してしか、生起する事が出来ない。心と心所の多くは、色法を目標としており、これが、心・心所と色法の関係性である(無色界は除く。というのも、無色界の衆生は、色法を持たないが故に)。

心と心所は名法と呼称され、色法は色法と呼称される。

人身及び一人ひとりの衆生は、みな、名法と色法で構成されている。

故に、己自身を理解したいと思うのであれば、必ず、心、心所と色法を研究しなければならない。

というのも、この三個の究極諦が、現在のあなた、私、彼及び衆生等々を構成しているが故に。

涅槃は、一切の有為法を超越しており、貪・瞋・痴の息滅を意味する。

(2-25につづく)

★句読点は中国語原文を優先尊重。

<願以此功徳、早日証得涅槃楽>

    <緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/

     Paññādhika Sayalay 般若精舎>