南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(3-1)

第一章 心の概要

第一章は、<心の概要>とし、《アビダンマ論》 の一番目の究極法である「心」についての解説をする。

先に心を研究するのは、仏教の究極法を分析する中心点は、己自身による体験においているが故であり、また、心は、体験の主要な要素でもあり、それは、目標または所縁への識知でもあるが故に。

心の特徴は、目標を識知することであるが、もし、心がないならば、我々は根本的に、目標を識知する事ができない。

第一章は、各種の分類の手法をもって、心を 89種類または 121種類に分類する。 

《アビダンマ論》 に基づけば、究極法は、四種類の類別に帰納する事ができる。

1、心。

2、心所。

3、色法。

ーー三者共に有為法。

4、涅槃

ーー無為法。

(3-2につづく)

★句読点は中国語原文を優先尊重。

<願以此功徳、早日証得涅槃楽>

   <緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/

    Paññādhika Sayalay 般若精舎>