南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

般若の独り言~攻防戦

我が精舎に、黒いトイ・プードル(保護犬。雄、三歳。名前は虹)がやってきて、一か月。

いやはや、毎日が戦争状態・・・私と彼の攻防戦、勃発。

プードル(大型、トイ等三種類に分類される)は、その可愛さと聡明さで、室内犬人気NO1だそうですが、某トレーナーによると

「プードルは、非常に聡明ではありますが、それは悪知恵に長けている事を意味し、また、フランス原産(諸説あり)で、長い間、フランスの上流階級に飼われていた関係で、非常にわがままなので、実は、初心者が飼うには、ちょっと危険なワンちゃん」

との事。

これ、まさに我が精舎に君臨する虹君の事(笑)。

まず、虹君、非常に賢いです。

お座りは、来た時にはすでに出来ていましたが、即刻、

<マテ> を覚えて、何なくこなし、トイレ(死角にあるサンルームにトイレシートを敷き詰めた)の場所もすぐに覚えました。

オハナ(ペキニーズ、享年15歳)が残して行った、色々なおもちゃを与えると、コング、ボールなどは、どこに打ち付ければよく跳ね返るか、考えながら、いつまでも、一人遊びしていますし、遊びながら、時々、得意げにこちらを見ますから、<あざと可愛い?> 感じです。

オハナは、私がうっかりして、床に落としてしまったボタンなどを噛み噛みしていましたが、虹君は、危険物には手を(口を?)出さない(私が床にこぼしてしまったドッグフードは食べます)。

そして、極め付きは、彼の異常なジャンプ力。

彼に食べられてはまずいと思って、PCを置いている勉強机の、その引き出しの、奥の奥に隠しておいたお菓子、ちくわ(笑)等など、私のいない隙を狙って、ジャンプして取り出して食べている。

それらの空き袋を発見して、茫然とする私。

体長35cm、4kgの身体で、85cmジャンプしながら、かつ、引き出しの奥の奥にある食べ物をゲットって、いやもう、黒いギャングですね(現場を見ていないので分かりませんが、傍にある椅子の背もたれを利用して、盗っているのかもしれません)」。

そして、極度の甘えん坊。

ある夜、これから先、ケージで眠れる様、練習のつもりで、おやつで釣って、中に入れたら、ギャン鳴き。

我が精舎は隣家と距離があるとはいえ、夜中にこれだけ鳴かれたら、苦情が来るかもしれないと思い、ケージから出して、寝室に連れていった所、私の傍で、おとなしく8時間、ぐっすり寝てくれました。

「ケージで寝るのは勘弁してくれ、お母さんとベッドで寝たいよ」

という虹君の主張、犬にも犬権があるのだな、と深く考えさせられた夜でした。

追記:ケージに入る練習、おやつで釣って、入れます。最初の頃は、おやつに釣られて、素直に入ってくれたのですが、今は、前半身だけケージに入り、私にドアを閉められない様に、お尻は出して、おやつを食べています。おそるべしプードル。(笑)。。

   <緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/

    Paññādhika Sayalay 般若精舎>