1、心の特徴:目標の識知。この事は、必ず覚えておく事。
2、心の作用:諸々の心所の先導者。心が生起しなければ、心所も生起しない。故に、心が心所を導く、と言う。しかし、それらは同時に生起する。ただ、心は、先導者として、作用するのみである。
3、心の現起(現象):禅修行者が、己自身の心路過程を観察する時、心は、実は、連続して不断の過程である事を体験するが、心が一個の我である、という体験をする事はない。
4、心の近因:それは名色である。心は、色法に依存しないで生起する事はできない。故に、色法が、心の近因である。ここで言う名は、心所を指す。心は単独では生起する事ができず、必ず心所を随伴する。
(3-6につづく)
★句読点は中国語原文を優先尊重。
<願以此功徳、早日証得涅槃楽>
<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/
Paññādhika Sayalay 般若精舎>