サティ比丘は、仏陀の所へやってきた。
仏陀は言う:
「あなたは、私が教える法を、同一の心が、輪廻の中において漂泊して輪転しているのだ、と主張しているそうであるが、本当であるか?」
仏陀の前では、誰も嘘をつくことはできない。というのも、仏陀には他心通があるが故に。
サティ比丘は答える:「はい。そうです。」
仏陀:「あなたは、同一の心が、輪廻の中において漂泊していると言うが、この心とは何であるか?」
サティ比丘は答える:
「これは、あの、表現できる所の、感覚することのできる所の、また、随処において、一切の善悪の果報を受け取ることのできる、そういうものです。」
(3-12につづく)
★句読点は中国語原文を優先尊重。
<願以此功徳、早日証得涅槃楽>
<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/
Paññādhika Sayalay 般若精舎>