心の二分法
今、心の二分法を説明する。
この心識に対して、非常に徹底的に理解する必要がある。というのも、 《アビダンマ論》全編は、心と関係があるが故に。
我々が業をなす時、この心でもって業をなす;
受け取る果報は、この業をなす心によって、齎される。
故に、心を理解する事は、非常に多くの悪業を取り除く事ができる。
心は、「界」によって、四種類に分類する事ができる:
欲界心(54)、
色界心(15)、
無色界心(12)、
出世間心(8)。
心はまた、「本性」によって、以下に分類する事ができる;
善心(21)、
不善心(12)、
果報心(36)、
唯作心(20)。
果報心と唯作心は、また、無記心とも言う。
なぜ、無記心と呼ぶのか?
というのも、それらは、非善、非悪であるが故に。
果報心(36)は、また、有因心(21)に分類する事ができる。それは、
欲界果報心(8)、
色界広大果報心(5)、
無色界広大果報心(4)、
出世間果報心(4)で、合計21個。
及び、無因心(15)の果報心(すなわち);
無因不善果報心(7)、無因善果報心(8)
である。
(3-15につづく)
★句読点は中国語原文を優先尊重。
<願以此功徳、早日証得涅槃楽>
<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/
Paññādhika Sayalay 般若精舎>