その内、最も上部の五つの層、無煩天、無熱天、善現天、善見天、色究極天は、浄居天という。
これは三果阿羅漢だけが行ける場所である。
三果を証したならば、往生の時、浄居天に生まれ出る。
但し、すべての三果阿羅漢が、浄居天に生まれるとは限らない。ある種の人は第二禅天を選ぶ場合もあり、または初禅天を選ぶ場合もある。
この五つの層の浄居天は、菩薩が菩薩道を実践している時、行く事のない場所である。
菩薩が菩薩道を実践する時、それはすなわち、仏陀になる前、二つの場所は行く事がない、という事を意味している。一個は地獄の中の阿鼻地獄で、もう一個は、浄居天である。
菩薩はなぜ、浄居天に生まれ得ないのか、考えてみよう。
(3-20につづく)
★句読点は中国語原文を優先尊重。
<願以此功徳、早日証得涅槃楽>
<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/
Paññādhika Sayalay 般若精舎>