上座部では、菩薩は凡夫であると見做している。
菩薩の境地は、初果阿羅漢に及ばない。
というのも、初果阿羅漢は、すでに、三種類の煩悩を断じているが故に。
菩薩はいまだ、いかなる煩悩も断じてはおらず、故に、菩薩は、今後非常に多くの世において、地獄に生まれることもあり得るのである。
煩悩を断じていないのであれば、必ず悪事をなすし、それが原因で、地獄に落ちる事がある。
これが、上座部における、菩薩の定義・解釈である。
(3-22につづく)
★句読点は中国語原文を優先尊重。
<願以此功徳、早日証得涅槃楽>
<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/
Paññādhika Sayalay 般若精舎>