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音声が耳根の耳浄色を衝撃する時、耳識が生じる。
音声は所造色であり、耳浄色もまた所造色であるため・・・所造色は比較的弱いものであって、四大は非常に強い・・・
弱い所造色が、もう一つ別の弱い所造色を衝撃する時、そこにおいて生じる受は、苦受ではありえない。その上また、それは、不善果報心であり、不善であれば、楽受ではありえず、故に、捨受となる。
香が鼻浄色を衝撃する時、鼻識が生じるが、香も、鼻浄色も、共に所造色であるが故に、衝撃によって生じた受もまた、捨受となる。
舌識もまた同様である。
(3-64につづく)
★句読点は中国語原文を優先尊重。
<願以此功徳、早日証得涅槃楽>
<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/
Paññādhika Sayalay 般若精舎>