南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(3-65)(私家版)

捨具領受心、捨具推度心を速行心と比較してみるに、(前二者は)比較的弱い。というのも、(それらは)果報心であるが故に。

速行心は、業を造る心であり、比較的強い。

この七個の無因不善果報心は、12個の不善心によって派生した所の果報心であるが、ではなぜ、無因心と言うのか?

因は、合計六種類あるが、それは;

無貪・無瞋・無痴・貪・瞋・痴 である。

この六種類の因を、含有しないが故に、無因心、と呼ぶ。

有因心は、樹木に根がある様に、非常に強く、非常に安定している;

無因心は、(樹木の)根のない状態と同じであって、それは比較的弱いものとなる。

(3-66につづく)

★句読点は中国語原文を優先尊重。

<願以此功徳、早日証得涅槃楽>

  <緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/

   Paññādhika Sayalay 般若精舎>

い無常・苦・無我。り、