『教海覚舟ー上座部出家律儀要略(Shāsanāvataraṇaya)<注1>は、大長老の生涯における、重要な著作の一である。
それは、読者に対して、教法に参入した後、如何にして、解脱の道を求めるのか、という指導をするものである。
剃髪得度し、出家した沙門、僧衆にとって、当該の書籍は、非常に得難いものである。
外国の僧侶方と禅修行者にとって、この様な簡潔な指導方式は、更に稀有なものである。
その為、龍樹林サンガは、D.J.Percy Silva 氏に依頼して、原著書から英語に翻訳して頂くこととした。
仏法の翻譯は、決して簡単な事柄ではないが、D.J.Percy Silva 氏は、ご自分の博学・博識によって、出色の使命を果たしたのである。
<注1>書籍名 Shāsanāvataraṇaya は、シンハラ語である。パーリ語は、Sāsanāvataraṇa である。