上等布施は、上等の果報を齎す事ができる。
中等布施は、中等の果報を齎す事ができる。
下等布施は、下等の果報を齎す。
故に善をおこなう時、必ず、歓喜を伴う様にする。
たとえ、嬉しくはなくても、己自身に、少しでも喜ぶ様に教え励まさなければならない。平捨の心で布施をしてはならない。
もし、平捨の心で布施をするならば、この業が熟して、生まれ変わりの時の、果報心(すなわち、結生識)が生じた時(その結生識もまた)、平捨となるが故に。
一人の人間の結生心が捨具である時、その人は、あまり笑わない人となる。
私は、パオ森林僧院で、一人の禅修行者に出会ったが、彼の顔は、常に無表情であった。この人は、前世で善をおこなう時(のその心は)、捨具相応の心であったと思われる。
(3-77につづく)
★句読点は中国語原文を優先尊重。
<願以此功徳、早日証得涅槃楽>
<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/
Paññādhika Sayalay 般若精舎>