翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(3-90)(私家版)
触は、四大の中の、地、火、風を含む。
なぜ、水が含まれないのか?
鉢に入った水を、手で叩くと、圧力を感じる。
この圧力は、風である;
水の柔らかさを感じるのは、地である;
水の冷たさを感じるのは、火である。
こうしたことから、水の流動性と粘着性を身識で感じ取る事ができないで、意識を通して(感じているのだという事が分かる)。
故に、触塵は、地、火、風の三種類であり、身識が取る所縁は、四大の中の、地、火、風である(ことが分かる)。
(3-91につづく)
<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>