南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(3-90)(私家版)

触は、四大の中の、地、火、風を含む。

なぜ、水が含まれないのか?

鉢に入った水を、手で叩くと、圧力を感じる。

この圧力は、風である;

水の柔らかさを感じるのは、地である;

水の冷たさを感じるのは、火である。

こうしたことから、水の流動性と粘着性を身識で感じ取る事ができないで、意識を通して(感じているのだという事が分かる)。

故に、触塵は、地、火、風の三種類であり、身識が取る所縁は、四大の中の、地、火、風である(ことが分かる)。

(3-91につづく)

<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>