南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(3-92)(私家版)

身識の所縁は、地、火、風であるが、それはすなわち、地、火、風が直接身識を衝撃するものである事を意味する。

そして、身識は、全身に分布している為、故に、衝撃力は非常に強力である。

衝撃の力が強力である時、捨受が生起するのは不可能であり、それは必ず、苦受または楽受となる。

(上に述べたものは)不善果報心であるが故に、苦具となる。あなたが、堅い木の床に座っている時、不快を感じるのは、身識による苦具行である。

(3-93につづく)

<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>