五禅支が代表する所の意味は、以下の通り:
1、尋:心が、安般念似相に安置しつづけるのを尋と言う。たとえば、蜜蜂が、蜜を集める時、己自身全体を花の中に投入する様なもの。
2、伺:心をして、不断に、安般念似相に注意を向け続ける事。蜜蜂が、花の周りをブンブンいいながら、飛び回る事を伺と言う。
3、喜:似相に対して喜ぶ事。
4、楽:似相の楽受または楽しさを体験する事。
5、一境性:似相に対する一心による専注。
(禅修行者は)禅定から出てきた後、この五個の禅支を検査しなければならない。先ほど、己自身が入っていたのは、初禅であるか、二禅、三禅、四禅または五禅であるか、と。
(3-117につづく)
<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>