Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(3-125)(私家版)

故に、もう一度、ふたたび、大地全体を目標に取り、その後に、大地の一つの空間に、注意を向ける。

ちょうど、皮膚に毛孔がある様に、大地の空隙に注意を払い、空、空、空と観ずる・・・この様にすると、大地全体は見えなくなり、一片の虚空だけが残る。

次に、虚空を所縁に取り、空無辺処、または虚空、虚空、虚空と、黙念する・・・この様にすれば、空無辺処無色禅を証得する事ができる。

空無辺処無色禅には、二個の禅支がある。

すなわち、捨と一境性である。

(3-126につづく)

<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>