★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(7-12)(私家版)
彼らは、煩悩に対して、すでに、軽減しているか、または完全に勝利している。
彼らは、崇高な理念を擁している。
愚かな人は、煩悩に覆われ、たとえ出家したとしても、僧人の楽趣を体験する事はできないし、また、出家の楽とは何であるかを、理解する事も出来ない。
これら愚かな在家者と僧人たちは、出家の楽とは、自我の破壊であると考えて、言葉に出来ない程苦しむ。
唯一、すでに、貪欲や傲慢などの煩悩を軽減できている僧人にとって言えば、出家こそが(楽の)享受なのである。
(7-13につづく)
<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>