南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(3-147)(私家版)

修行の目的は、煩悩を断じ除く事である。

煩悩は、一切の痛苦の源である。

貪・瞋・痴は、煩悩を齎すが、それには非常に大きな(悪い)果報が伴う。

しかし、一たび、煩悩を取り除けば、(痛苦から)解脱する事ができる。

故に、修行の最終的な目的は、ソータパナ道、サカダーガーミ道、アナーガーミ道、阿羅漢道等々を証得する事にある。

道心の作用は、煩悩を断じ除く事への手助けであり、果心の作用は、相応する道心が原因で齎らされる所の、ある種の程度を有する所の、解脱を体験する事である。

煩悩が断じ除かれた時、あなたは思う:

「ようやく、今、解脱したぞ!」

(3-148につづく)

<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>