翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(3-150)(私家版)
1、身見:五蘊を、自分自身だと思ってしまう事を、身見、と言う。ソータパナは、二度と、五蘊をば、己自身だとは思わない。
2、疑:三宝への懐疑を断じ除く事。すなわち、仏、法、僧(サンガ)という三宝への信心(=確信)が、堅固で、動揺しないものである、という事。
仏陀の時代、Suppabhddha という、ハンセン病の人がいたが、仏陀が仏法を開示した時、彼も聞きに来ていた。
過去のハラミツの関係で、彼は、仏陀の開示を聞き終る否や、即刻、ソータパナを証悟し、喜んで、そこを離れた。
その時、33天の天王帝釈天が、Suppabuddha の、三宝への信心(=確信)を試すために、化身となって、彼の前に現れ、Suppabuddha に言った。
(3-151につづく)
<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>