般若の独り言~羅漢飯
朝起きて、大きめのコーヒーカップに、コーヒーを入れて、飲み干しました。
昼、このカップを、軽く拭いて、<インスタント・にゅうめん> を入れて、お湯を掛けて、にゅうめんがほぐれるのを待って、食しました。
これ、35年前の私なら、ちょっと考えられない食べ方です・・・
以前の私は、少し神経質な所があり、白ごはんに煮物の汁がかかれば、もう一口も、食べられないし、禅宗の接心で、食後、お茶で鉢を洗って、ごはん粒を含んだそのお茶を飲み干す、なんてのは、私には、もう、拷問に近い~笑。
でも、35年前に通ったていた、タイの森林寺院でも、
出家も在家も、白ごはん、つゆだくおかず、スープ、くだもの、ケーキ等を全部、一つの鉢に入れて、食べていました。
(出家比丘は規定の托鉢用の鉢、在家者は、琺瑯で出来た、朝顔形洗面器の様な、大きなお椀を使っていました)。
ある時、台湾の僧侶が書いた本を読んでいましたら、この方は、早朝、炊飯器に、すべての食材をぶち込んで、炊飯器で炊き込みご飯を作り、つべこべ言わずに、大きな丼によそって、これを食べる・・・
これすなわち、羅漢飯である、と書いてありました。
托鉢で頂いた食事は、つべこべ言わずに、有り難く頂く。
タイや緬甸(ミャンマー)の出家者も、在家の皆さんも、皆さん、こんな感じです。
まぁ私、タイの信者さんがやっていた様な、
<白ごはん+煮物+魚の焼き物+あんころもち+
ざぼんの剥き実+ケーキ+すっぱい高菜のスープ+
<究極ごちゃまぜ羅漢飯>
は、まだ無理かも、です(阿羅漢道はまだまだ遠い~笑)
<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/
Paññādhika Sayalay 般若精舎>