この類の聖者は、今生において阿羅漢を証悟できないとしたら、来世は、色界天に生まれる。
色界天である浄居天は、アナーガーミが住む所であるが、しかし、すべてのアナーガーミが、そこに生まれるとは限らない。
たとえば、大梵天神(Sahampati)はアナーガーミではあるが、第一禅天に住んでいる。
仏陀が成道したばかりの頃、もともとは、衆生に、仏法を開示したいとは思わなかった。
それを、大梵天神が色界から降りてきて、仏陀に法輪を回す様にと、求めたのである。
(3-161につづく)
<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>