アナーガーミが、色界に生まれたなら、そこにおいて、阿羅漢果を証悟する。
アナーガーミ道果を証悟した人間は、二度と、金銀(金銭)を持つ事がない。
仏陀の時代、Citta と言う名の、居士がいた。
彼は、居士ではあったが、しかし、すでに、アナーガーミを証悟していた。
彼は陶磁器商人で、売買の為に、金銭を触る事もあったが、すでにアナーガーミを証悟した為に、欲欲への貪求を断じ除いた結果、金銀(金銭)を持ちたい、という気持ちが失せ、結果、物々交換の方式でもって、商売を継続したのであった。
(3-162につづく)
<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>