もし、彼が、空無辺処に入ったのであるならば、ただただ、空無辺処唯作心のみが、ずっと、生・滅し続ける。
「心は私ではない」
もし、あなたが、「心は私である」と認めるならば、それは、有身見である。
有身見を打ち破らないのであれば、我々は、永遠に、四悪道に向かう事になる。
ひとたび、有身見が取り除かれたならば、以前(過去世を含む)においてなした所の、四悪道に堕ちる事になるであろう悪業は、力を失い、その為、(これより以降は)四悪道に生まれる事は、決してない。
故に、我々は修行を通して、一番最初に、断じ除かねばならないのは、有身見である。
(3-170につづく)
<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>