以上の、五種類の<名>は、ソータパナ道心である。
サカダーガーミ、アナーガーミ、阿羅漢にも、またそれぞれ、五種類ある。
故に、合計20種類の道心がある。
道心は、生起した後、必ず、果心を生起せしめる。
道心が20種類あるのであれば、果心もまた、当然の事、20種類ある。
合計すると40種類である。
40種類の心に、もともとの89個の心を加え、8個の出世間心を減ずる。というのも、8個の出世間心は、すでに、40個の心において含まれるが故に。
この様に加減して後、結果、121個の心となる。
121種類の心の中において、比較的重要なものは、12個の不善心と、8個の善心である。
というのも、我々は、みな、欲界に生きていて、この12個の不善心と、8個の善心は、業をつくる力を有しているが故に。
(4-1につづく)
<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>