★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(11-17)(私家版)
袈裟を着用する時、出家希望者は、衣に関して、以下の様に、如理に省み、思考しなければならない:
(この袈裟は)ただ寒さと暑さを防ぐ為、虻、蚊などの虫、爬虫類による接触から生じる悩みを防ぐ為、恥ずかしい所を隠す為(に着用する)。
もし、出家希望者が、どの様に、如理に省み、思考すればよいのか、分からない場合は、戒師がこれを知らせなければならない。
(次に)出家希望者は、上衣(uttarāsaṅgha)を羽織り、右肩を偏袒にし、界場内に出席している比丘に礼敬(礼拝)し、戒師の面前において蹲踞して、三帰依とサーマネラ出家10戒を受ける事を求める。
(12-1につづく)
<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>